北は北海道、南は九州。百名山は日本全国に散らばっておりますが、その中でも初心者が登りやすい山となっている美ヶ原。今回は日帰りで訪れてみました。
登山コースの概要
登山レベル | ★☆☆☆☆ |
コース | 山本小屋ふる里館-美しの塔-王ヶ頭-王ヶ鼻-アルプス展望コース-山本小屋ふる里館 |
コースタイム |
4時間10分 |
距離 |
8.8km |
往路アクセス | JR茅野駅からレンタカーで山本小屋ふる里館 |
復路アクセス | 山本小屋ふる里館からレンタカーでJR茅野駅 |
山本小屋ふる里館からスタートし美ヶ原のピーク王ヶ頭(おうがとう)に登り、王ヶ鼻に立ち寄ってからアルプス展望コースを歩く周遊ルートを歩きました。
初心者も安心ハイキングコース
なだらかな大地の向こうに電波塔が見えますか?あそこがピーク王ヶ頭になります。本日は登山と言うより完全にハイキングです。たまにはこういうのんびりと歩く日があっても良いですね。それにしても良い天気です。晩秋の美ヶ原は空気が澄み渡っています。シーズンオフで訪れる人も少なく、どこかしら牧歌的な雰囲気が漂います。ここは牧場なのでそれも当然なのですが。
美ヶ原高原ホテル山本小屋を抜けて消失点が感じられる砂利道を歩いて行きます。ひたすらまっすぐ、ひたすらなだらか、そして青空。標高2000mあるので下界より寒く。吹く風が肌に刺さるように冷たいです。フリースの上にマウンテンパーカーを着込んで歩きます。
ちなみに山本小屋はふる里館でも美ヶ原高原ホテルでも軽食が取れます。高原ホテルの方にはキノコ汁200円のノボリが立っていました。寒い日は温かいキノコ汁をいただくのも良さそうです。
美ヶ原は2000mドーンと突き上げて山頂が平らな草原になっている地形的に面白い山です。
電波塔に取り囲まれた山頂
ホテルの裏に王ヶ頭の石碑が立っています。近くには鳥居と祠があります。石碑の背後には御嶽山と乗鞍岳が白く雪を被っています。写真の右に伸びる登山道は王ヶ鼻まで続いています。足を伸ばして王ヶ鼻まで歩きましょう。
百名山の1/3ちかくが見える王ヶ鼻
百名山の1/3ちかくが見える場所、王ヶ鼻に到着しました。数人の登山客が寛いでいます。王ヶ頭より山頂っぽい雰囲気を醸し出しております。
目の前には北アルプスがドーン。そして松本の街並みが伺えます。ここから見える槍ヶ岳の雪は少なかったです。遮るものがないので北アルプスの南部の焼岳から北部の白馬岳までずーっと見通しが利きます。素晴らしい眺めです。
地形図を見るとこの場所には神社の記号がありますが、鳥居や社はなく石像が並んでいます。御嶽神社となっていて御祭神はオオクニヌシです。国譲りのときに日本国を譲って引退した神様ですね。何体かあるので他の神様も祀られていると思われます。詳しい方いたら教えてください。
帰りはアルプス展望コースで戻ります。写真中央に見えるのは蓼科山です。八ヶ岳はもちろん南アルプス、中央アルプス、富士山を眺めながらのハイキングです。牛伏山の向こうには浅間山の頭も見えました。浅間山はまだ雪が見えず赤い頭を出しています。
アルプス展望コースなんですが、ところどころ泥の道があるので運動靴やトレッキングシューズで歩かれることをお勧めします。
茶臼山へは牧場の柵が切れたところから入ります。右手のこんもりとしたピークが茶臼山です。写真でみるとあまりはっきりとした登山道にはなってませんね。茶臼山はここから往復1時間半ほどかかるので、この日は立ち寄りませんでした。
美しの塔から登山道が合流します。あとは駐車場まで戻るだけです。キノコ汁に心惹かれましたがホットドックを頂き、そこそこお腹が満たされているので今回はスルーしました。
まとめ
美ヶ原は車でのアクセスが便利ですが、王ヶ頭ホテルや美ヶ原高原ホテル山本小屋を利用すれば松本駅より送迎サービスが受けられます。1泊2日でゆっくりと美ヶ原をめぐる山旅もオススメです。
それではまたどこかの山で。
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